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第6回講座 成虫観察

会場:国営アルプスあづみの公園 堀金口
日時:8月11日(金)19:00~21:00

やまこの学校 やまこの学校 やまこの学校

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8月11日は夜7時から、やまこの成虫観察会が行われました。この日は、夜の虫観察会も同時に開催されたため、お子さん連れのご家族が大勢参加されました。
広場に張られたテントの下には、オスとメスに分けられた蛹や成虫の見本がいくつか並べられており、 参加者の皆さんは、成虫の色の違いや羽の模様を熱心に観察されていました。 また、羽化が近づくと、蛹はやわらかくなってくるという古田さんのお話に、さっそく触ってみたお子さんは「本当、プニョプニョしてる。」と話してくれました。 そして辺りが薄暗くなると、参加者が見守る中、蛹の中から一匹の成虫がゆっくりと顔を出してきました。お腹が大きく重そうで、羽は縮れています。このメスと思われる成虫は近くのフードカバーを上ると一時間以上かけて体液を送り、羽を伸ばし広げていきました。
今度はどの蛹が羽化するのかな?と期待が高まる中、左右にコロンコロンと動いた後、お尻の部分を上下にピクピク動かす蛹が出てきました。「あっ、スーパープルプルだ。」一人のお子さんが呟きます。 次に羽化するのはこの蛹だろうと参加者が期待して見守る中、このスーパープルプル君は一時間以上プルプルを繰り返すだけで、観察時間内に羽化することはありませんでした。振動や声が聞こえるとなかなか羽化しないという古田さんの説明がありましたので、きっと参加者の話し声などが影響したのかもしれません。
今回は一匹だけでしたが、貴重な羽化の様子を観察することができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

運営委員 尾曽ほかり

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