穂高やまこの学校 穂高やまこの学校紹介 やまこの生態 やまこの飼育 天蚕の歴史 天蚕製品

第4回講座 切かえし


会場:国営アルプスあづみの公園 堀金口
日時:6月24日(日)9:30~

やまこの学校 やまこの学校

やまこの学校 やまこの学校 やまこの学校

やまこの学校 やまこの学校 やまこの学校

第4回の講座は「切りかえし」でした。 やまこは食欲旺盛で、餌となるくぬぎの葉を次から次へと食べていきます。 そのため、枝が剥げたようになってしまうことがあります。 このような状態になっているやまこを見つけたら、餌となる葉が沢山ある枝にやまこを移していきます。 これを切りかえしと言います。
受講生の皆さんは、古田校長の説明を受けた後、飼育林に。 あちこちの木を覗きこむものの、なかなかやまこが見つからず… 猿の被害にあった可能性があります。 古田校長が、猿が入り込んだかもしれない場所を見つけました。 電気柵を設置しているのですが、手強い敵です、油断なりません。
この日の作業終了後、飼育林で一粒見つかった繭を手に、古田校長がやまこの繭作りを説明してくださいました。 繭は作り初めは柔らかいのですが、繭を作り終えた後にやまこはお尻から液体を出すそうです。 この液体はシュウ酸カルシウムといい、これを出すことで繭が固くなるそうです。 受講生の皆さんは、興味深そうに校長の話に聞き入っておられました。

次回は、収繭(しゅうけん)です。 さらに暑さが増してくる時期の講座になります。 お飲み物を忘れずにお持ちください。
猿の被害にこれ以上合いませんように、やまこたちが無事繭になってくれますように、と願います。

運営委員 長堀しのぶ

inserted by FC2 system