第4回の講座は「切りかえし」でした。
やまこは食欲旺盛で、餌となるくぬぎの葉を次から次へと食べていきます。
そのため、枝が剥げたようになってしまうことがあります。
このような状態になっているやまこを見つけたら、餌となる葉が沢山ある枝にやまこを移していきます。
これを切りかえしと言います。
受講生の皆さんは、古田校長の説明を受けた後、飼育林に。
あちこちの木を覗きこむものの、なかなかやまこが見つからず…
猿の被害にあった可能性があります。
古田校長が、猿が入り込んだかもしれない場所を見つけました。
電気柵を設置しているのですが、手強い敵です、油断なりません。
この日の作業終了後、飼育林で一粒見つかった繭を手に、古田校長がやまこの繭作りを説明してくださいました。
繭は作り初めは柔らかいのですが、繭を作り終えた後にやまこはお尻から液体を出すそうです。
この液体はシュウ酸カルシウムといい、これを出すことで繭が固くなるそうです。
受講生の皆さんは、興味深そうに校長の話に聞き入っておられました。
次回は、収繭(しゅうけん)です。
さらに暑さが増してくる時期の講座になります。
お飲み物を忘れずにお持ちください。
猿の被害にこれ以上合いませんように、やまこたちが無事繭になってくれますように、と願います。