山付けから3週間。今回は、幼虫の観察と害虫駆除を行いました。
最初に、古田さんから孵化(ふか)や脱皮の様子についてのお話しを聞きした後、
飼育林に移動して幼虫観察と害虫駆除を行いました。
「木の下に落ちている黒い粒はヤマコのフンだよ。」というアドバイスに、
参加者のみなさんは木の根元のフンを見つけてから、クヌギの枝や葉にいる幼虫を探します。
孵化した幼虫は、すでに一度脱皮しているとのことで、目が慣れてくると、
1cm位の幼虫をたくさん見つけることができました。
「こんなところに、茶色い毛虫がいるよ。」4cm位の茶色い毛虫はマイマイ蛾の幼虫。
運営委員が自作した洗剤入りペットボトルに次々と集めます。
「緑の丸いのは何ですか?」それはアブラムシ。古田さんが見つけた白い小さな塊は、
寄生蜂と言われるコマユバチの繭。いずれもヤマコの天敵です。
繁殖しないように飼育林の外へ出しました。
天敵といえば、ヤマコが大きくなるこれからは、サルの群れにも要注意。
来週は、サル避けの電気柵を設置する予定です。