サポートスタッフと運営委員のみなさんが早朝から3交代でパトロールを続けること2週間。
サルによる被害をまぬがれた幼虫は、クヌギの葉をたぐりよせて足場を作ると、口の近くにある吐糸管(としかん)から糸を吐いてマユを作っていました。
幼虫は、外敵に襲われないよう葉の中にかくれるようにマユを作るため、見つける時は大変です。
受講生のみなさんは一本のクヌギの木を何度も何度も確認しながら、2時間で680個ものマユを収穫することができました。
古田先生によると大きくて丸いマユがメス、小さくてとがっているマユがオスなのだそうです。
収穫作業が終わると、来年の卵を採るための種マユ用に、収穫した繭の中から色のきれいな120粒のマユを選びました。
このマユを使って、次回はサナギが羽化する様子を観察します。
運営委員 尾曽ほかり