安曇野まちなかカレッジの安曇野学講座にやまこの学校が参加しました。
実際に使用している蝶かごや繭、天蚕製品などの実物に触れていただき、
やまこの飼育から糸取り、製品化までのプロセスを
カフェの寛いだ雰囲気の中で学んでいただきました。
今回も講師に「本郷織物研究所」の本郷孝文さんをお招きして開催しました。
受講者の皆さんがご自分で紡いだ糸を横糸にして機織り体験をしていただきました。
経糸も天蚕糸なのでオール天蚕織の手作りコースターに、皆さん満足されたご様子でした。
本郷さんが試作された天蚕糸のショールを拝見させていただき、受講者の皆さんはその艶やかさに感嘆して、いつかは自分でも織ってみたいと口々に話していました。
受講者の皆さんがご自分で紡いだ糸を使って機織り体験をしていただきました。
講師には松本市の「本郷織物研究所」の本郷孝文さんにお願いしました。
本郷さんは「山蚕再生プロジェクト」を立ち上げて、天蚕糸を使ったショールの試作などの事業を進めています。
本郷さんのプロジェクトをサポートしている信州大学名誉教授の船津和幸さん、恵美子さんご夫妻も見学に訪れて下さいました。
有志の皆さんによって飼育林の防猿ネットと防虫ネットの取り外し作業を行いました。
大勢の方のご協力によって短時間のうちに作業を終了することができました。
今回は糸紡ぎを体験していただきました。
アルカリ溶液で処理された繭から糸を引き出しながら指先で左右に撚りをかけるようにまとめて糸状にします。
手引きつむぎでは、糸に一定方向の撚りがかからないので、さらに器具を使って紡ぎます。今回は手動の糸車を使用する方法とモーターを使った方法を体験していただきました。
電動モーターよりも、手で糸車を回して糸に撚りをかけてから、綾を取りながら小管に巻き上げていくという昔ながらの技の方に興味があるようでした。
基本は守りながらもそれぞれに個性的な作品に仕上がりました。
収穫した繭を使ってコサージュの製作を行いました。
成虫観察会が行われました。 大勢の方々にご参加いただいてその瞬間を待ちましたが、 羽化するまでに時間がかかり、残念ながら終了時間と なってしまいました。楽しみにお越し頂いたみなさんごめんなさい。
午前から午後へと急な時間変更にもかかわらず、17名の皆さんが
参加して収繭を行いました。
最初、繭を探すのに苦労されていましたが、そのうちに探すコツも分かり、
楽しみながらの収穫となりました。
今年は猿による被害が予想以上に多く、当日は500粒あまりの収穫に終わりました。
日時:7月16日(土)10:00~12:00
会場:国営アルプスあづみの公園
昆虫写真家の新開孝氏をお招きして、園内の昆虫観察とやまこのスライド上映会を行いました。
連日の作業にも関わらず13名の方が参加してくれました。
クヌギの木に卵を取り付ける「山付け」の作業を行ってからほぼ5週間、やまこは順調に育っていました。
クヌギの成長が順調で、発育盛りのやまこの食欲を十分に充たしてくれたようで、幼虫を移動する「切り替えし」の作業は短時間で修了しました。
参加者のお子さんが目ざとく繭を作り始めているやまこを発見して、食い入るように見つめていました。
講師の古田さんが、野生の幼虫から育てて羽化させた「シンジュサン」を見せてくれました。美しい姿態に皆さん感嘆の声を上げていました。
「里山文化ゾーン」の開園記念イベントの一環としてやまこの飼育林を造成することになり、
クヌギの苗木200本を植樹しました。
炎天の下、参加の皆さんには巻尺で間隔を測ってスコップで穴を掘る本格的な作業を行っていただきました。
早くやまこを取り付けることができるよう、順調に育って欲しいと口々におっしゃっていました。
開園イベントに合わせて、天蚕糸ややまこの実物展示、糸取の実演も行いました。
来場者は興味深そうに見学されていました。
15名の参加で幼虫観察を行いました。
幼虫が2齢、3齢とまだ目立たないために発見できず、
暫くして、あちらこちらから「いる~!」の声。
和紙に張り付けた、孵化して穴が開いた卵と空いていない卵、
幼虫の頭数を数えて孵化率の確認も行いました。
早く孵化した幼虫の営繭の様子も興味深く観察しました。
本日は25名の参加者で卵をクヌギに取り付ける「山付け」を行いました。
まずはワラビ粉を柿渋で溶いて加熱しながら糊を作ります。
穴の開いた型枠を和紙に重ねてその糊を塗りつけ、穴の部分に糊が付くようにします。
そこに卵を振りかけて接着します。一つの穴に15個程度の卵が張り付きます。
その和紙を短冊に切ってホッチキスでクヌギに取り付けます。
クヌギの樹の大きさや葉の量を考えながら枚数を調整します。
皆さんご自分が取り付けた卵が害虫や雨風に耐えて無事に孵化するよう願っていました。
肌寒い日のネット張り作業体験、12名の方に参加していただきました。
今年度は数名のリピータの方も参加されたので、
防鳥、防猿の2枚のネットも短時間で張り終えることができました。
クヌギの芽吹きも順調で、次回は卵の糊付けと山付けを行います。
有志の皆さんにより、マルチ張りの作業を行いました。和気あいあいと短時間で要領よく敷き詰めることができました。
飼育林で冬を越して孵化した野っこの観察もできました。