天蚕の幼虫観察会 

日時 平成25年6月8日(土) 午前9:00~正午
場所 「やまこの学校」天蚕飼育林 安曇野市穂高有明3131 
   天蚕センターから南へ約150m
定員 約30名
参加費 無料

「やまこ」とは「ヤママユガ」のことで、皆さんの知っている白いカイコとは違い、幼虫は緑で繭も緑です。そしてできた絹糸も緑色に輝くのです。
安曇野市穂高有明では江戸時代天明年間(1781-1788)に野生のヤママユガを採集し、飼育を始めたと伝えられます。現在の通称「天蚕」(てんさん・やままゆ)は明治時代に天然が自ら養う虫としてつけられたといわれています。クヌギの葉を食べ、緑の繭を作り、赤茶色の蛾となる自然の営みは安曇野の素晴らしさの一つです。
天蚕飼育は第二次世界大戦により一時途絶えましたが、昭和48年、穂高町(当時)で飼育を復活しました。町では平成10年から数年、「やまこの学校」を開催し、飼育体験を通じて周知を図っていましたが、いつしか開催されなくなっていました。
長い間飼育体験を再開したいと考えていた有志により、今年から民間のボランティア団体「やまこの学校」がスタートしました。講座の参加者を募ったところ申し込みが殺到し、定員を30名から50名に増やして開講しました。
 4月に「糊付け」という卵を紙に貼る作業と、「山付け」というその紙をクヌギの枝に取り付ける作業をおこないました。5月~6月の除草や害虫駆除などの世話を経て7月に繭を収穫。9月に繭で作品を作る予定です。
 天蚕を「産業」としてだけでなく「文化」として多くの人に知ってもらい、継承されれば、そして里山のクヌギ林が残りますようにとスタッフ一同願っています。
 今回の連続講座に参加できなかった方のために、6月8日(土)に天蚕幼虫の観察会を開きます。事前に電話でお申し込みの上、ご参加くださるようご案内申し上げます。


お問合わせ・お申込み やまこの学校 事務局

安曇野市穂高5971-1 安曇野案内人倶楽部内 担当:野中
℡ 090-4464-9771


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