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第2回講座 やまこ卵の糊付け・山付け


会場:国営アルプスあづみの公園 堀金口
日時:5月14日(日)9:30~

糊作り 糊作り

糊作り 糊付け 糊付け

糊付け 山付け 山付け

当日は、あいにくの雨降りとなりましたが、軒下に卓上用ガスコンロを置いて、まずは和紙に卵を付けるための糊を作りました。
鍋にコップ3杯の柿渋、水とわらび粉を1杯ずつ入れると火にかけ、混ぜながら煮詰めていきます。 糊が焦げないように参加者のみなさんで交代しながら混ぜましたが、完成に近づくにつれ粘り気が出て、手が痛くなったという声が聞かれました。
糊が完成すると、次は和紙の上に糊と卵を付けました。昨年も参加されたお子さん方が中心となり、 およそ3000粒もの卵を糊付けすることができました。
糊が乾くと和紙を短冊形に切り、飼育林のくぬぎの木の枝にホチキスでとめていきます。 今回は雨で和紙が濡れるため、一人2~3枚しかとめることができませんでしたが、 残りは晴れた日に運営委員が山付けをすることになりました。
古田さんによると、1週間ほどで孵化するそうなので、次回の講座ではたくさんの幼虫を見ることができそうです。
クヌギの枝や葉に、先客として3㎝ほどのマイマイガの幼虫が多数育っていました。 やまこの餌となるクヌギの葉が食べられないよう、マイマイガの駆除も計画的に進めていきます。

運営委員 尾曽ほかり

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