本日は、山付けを行いました。山付けというのは、和紙に糊で貼り付けたやまこの卵を、餌となるくぬぎの木に付ける作業です。
まず、糊を作りました。
柿渋とワラビ粉を混ぜて火にかけていきます。初めはサラサラしていますが、次第に粘りが出てきて混ぜにくくなっていきます。しっかり粘りが出てきたら糊の完成です。
次いで、程よく冷めた糊を和紙につけていき、やまこの卵をパラパラ乗せていきました。その後、和紙を短冊状に切っていきました。
この作業は、お子さんたちが積極的に手伝って下さいました。
また、作業の途中で古田校長が、やまこの一生やお世話の内容の話をしてくださいました。受講生は皆さん、真剣に聞き入っておられました。
最後に、やまこの卵がついた和紙を持って飼育林に移動して、葉っぱがたくさんつきそうな枝を探してホチキスで和紙をつけていきました。
害虫のマイマイガの幼虫を駆除しながらの山付け作業でした。
天敵が多い野生の環境ですが、孵化して無事育っていってくれたらと願います。
次回は5月27日(金)、糸作りワークショップです。場所は穂高口のクラフトゲート匠の杜ですので、お間違えのないようご注意ください。