先週行った収繭作業の折にはまだ繭を造っていなかったり、取り残した繭を収穫するために、雨天の中サポートスタッフと運営委員が集まりました。
ところが飼育林に近づいていくと野猿の群れが慌てて逃げていきました。この辺りを縄張りにしてヤマコに悪さをしている群れです。
見ると逃げ遅れた一頭の猿が防虫ネットと防猿ネットの間をあたふたと逃げ回っています。
ネットを食い破って侵入した穴は幾つもあるのですが、大勢の人間に囲まれて気が動転したのでしょうか、なかなか脱出できません。
暫く御仕置き?をした後、出口に誘導するようにして逃がしてやりました。家族でしょうか心配そうに遠くから見つめている猿もいました。
猿が逃げ去った後、飼育林内をチェックしたところ、そこかしこに空になった繭が落ちていて、食い破られた穴の数も昨年の数倍になりました。
被害はざっと200粒以上にのぼったと思われます。
来年はさらに厳重な猿害対策を講じる必要があると話し合いました。