今日はやまこの繭を収穫するということで、お子さん連れの方が大勢参加してくれました。
飼育林のあちこちから繭を見つけて歓声が上がっていました。やまこの学校の最も嬉しいひと時です。
ところが、ネットに取り付けたあるモノを見つけたお子さんが叫び声を上げてしまいました。
でもすぐにそれがおもちゃだと気が付いて不思議そうな顔をしています。
実は野猿からやまこを守る対策なのです。
先日、5齢に育って繭を作り始めた飼育林に野猿が侵入してしまいました。
防虫ネットと防獣ネットを張って周囲を単管パイプやブロックで押さえて厳重な防護をしたつもりだったのですが、
敵もサルもの、ネットの上に登って、もっとも手近なヤマコ食べたさにネットを食いちぎってしまったようです。
幸いにも食べ尽くされる前に発見できたので応急処置として、ラジオを取り付けたり、
おもちゃの蛇やサルが嫌がる匂いの入ったペットボトルを吊り下げたりしました。
どの方法が効果的だったのかは不明ですが、その後の被害はなく、収穫の日を迎えることができました。